NEWSお知らせ
RPPCメールマガジン 第994号
RPPCメールマガジン 第994号
リサイクルポート推進協議会(令和5年11月8日)
◆「リサイクルポート推進協議会 講師派遣」申込スタート【再掲】
リサイクルポート推進協議会では、会員の皆様へのサービス一貫として
「講師派遣」をスタートいたしました。
お申込はホームページのトップ右上アイコンからできます。
どうぞご活用くださいませ。
https://www.rppc.jp/index.html
◆「令和5年度リサイクルポートセミナー」について【再掲】
令和5年度リサイクルポートセミナーのお申込みを開始しております。
会員以外の方もご参加できますので、
お誘いあわせの上お申込みくださいますようお願い申し上げます。
日 時:令和5年 12月 7日(木)15:00~17:00
会 場:赤坂インターシティコンファレンス 4F 401
(赤坂インターシティAIR内)
東京都港区赤坂1-8-1
【会場webサイト】https://aicc.tokyo/
交流会:17:00~
【セミナーお申込みフォーム↓↓】
https://forms.gle/6QPhvDZtNj6sMLUM7
【セミナーの詳細について↓↓】
https://www.rppc.jp/news/view/410
申込〆切:11月20日(月)
◆令和5年度 第2回 広報部会
日 時:11月15日(水)10:00~
会 場:AP虎ノ門 11階 E会議室
開催方法:オンライン併用
◆令和5年度 第1回 災害廃棄物処理検討部会
日 時:11月21日(火)13:30~
会 場:東京都内(虎ノ門・新橋付近)
開催方法:オンライン併用
※確定次第ご連絡します。
◆令和5年度 第1回 国際資源循環部会(+懇親会)
日 時:2023年12月19日(火) 15:30~17:00
場 所:鉄鋼会館701号会議室
開催方法:オンライン併用
懇親会:17:00~ (会場:鐵鋼会館)
部会へご参加の方で、お役職・ご所属等がご変更された方は事務局までご連絡くださ
い。
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◇◆リサイクルポートに関連する最新の情報
★稲田港湾局長ら 米・ロサンゼルスでシンポジウム=港湾脱炭素化、グリーン海運
回廊
国土交通省とカリフォルニア州運輸省(CalSTA)は10月20日、米国カリフォ
ルニア州ロサンゼルスにおいて「港湾の脱炭素化・グリーン海運回廊シンポジウム」
を開催した。日本からは稲田雅裕港湾局長をはじめ、ロサンゼルス港と気候変動に関
する覚書を締結している東京港、横浜港、名古屋港、神戸港の港湾管理者ら26名を含
む計30名が参加。米国関係者を含め約120名が一堂に会し、5時間以上に及ぶ講
演・発表が行われた。
冒頭挨拶でトックス・オミシャキン カリフォルニア州運輸長官は、「カリフォル
ニア州は日本との覚書署名以来、港湾関連からの排出削減に向けて取り組んでおり、
ニューサム州知事が4億5000万ドルのゼロエミッション投資を伴う港湾・貨物イ
ンフラパッケージを7月に発表した。このシンポジウムは、新たなグリーン経済の原
動力となり、我々の野心的な気候変動目標の達成に向け、太平洋の両岸で機運を高め
続けるための重要な次のステップとなる」と述べ、シンポジウムの開催に大きな期待
を寄せた。
また、稲田港湾局長は「国土交通省はカーボンニュートラルポートの推進、洋上風
力発電の導入促進などを進めており、CNPの形成を通じて港湾のみならず産業の脱
炭素化にも貢献していく。カリフォルニア州は環境政策に関して米国の中でもトップ
クラスの取組を行っていると承知している。日本とカリフォルニア州の主要港を結ぶ
基幹航路は日本の貿易を支える重要な航路であり、グリーン海運回廊を早期に形成す
ることは、日米双方の経済や産業の発展にも寄与する。本日のシンポジウムを一つの
契機として、国土交通省とカリフォルニア州が港湾管理者や船社等の関係者とさらに
連携を深め、グリーン回廊の形成に関する具体的な取組が加速することができると期
待している」と挨拶した。
★日港連 港湾局、航空局と意見交換=事業量、適正な利潤確保等要望
日本港湾空港建設協会連合会(日港連、津田修一会長)は10月26日、国土交通省に
おいて港湾局、並びに航空局と個別に意見交換会を持ち、港湾空港建設事業の着実な
実施について要望した。意見交換会には日港連から津田会長、加藤雅啓専務理事をは
じめ全国10地区の副会長らが出席。港湾局からは稲田雅裕港湾局長、西村拓大臣官房
技術参事官、神谷昌文技術企画課長、浅見尚史建設企画室長らが出席した。また航空
局との意見交換では航空局から田中知足大臣官房技術参事官、佐藤敬空港技術課長、
及び鈴木賢治東京航空局空港部長、楠山哲弘大阪航空局空港部長(Web参加)らの
幹部が出席し、それぞれ意見を交わした。
日港連が港湾局長、航空局長に提出した要望書の内容は次の通り。
(1)港湾空港建設業の体制の確保=①港湾空港事業の着実な実施、②適正な利潤
を見込める事業実施、③作業船を保有・維持できる環境の整備。
(2)港湾空港建設業の働き方改革の推進=①適正な工期の設定、②業務の効率化
の徹底。
(3)港湾空港建設業の生産性向上=①ICT活用による生産性向上、②適切な設
計変更、③入札事務手続きの改善。
★港湾局 第90回港湾分科会開催=改訂2港、一部変更5港
国土交通省港湾局は10月30日、交通政策審議会第90回港湾分科会(会長・小林潔司
京都大学経営管理大学院特任教授)を開催した。港湾計画審議に先立ち、港湾計画に
関係する報告事項として、▽「新しい国際コンテナ戦略港湾政策の進め方検討委員会
中間とりまとめ」、▽「次世代高規格ユニットロードターミナル検討会中間とりまと
め」、▽洋上風力発電の導入促進に向けた最近の状況、▽「気候変動等を考慮した臨
海部の強靭化のあり方」(答申)、について港湾局が説明。港湾計画の審議では改訂
計画として、▽東京港、▽北九州港の2港、並びに一部変更計画として▽青森港、▽
酒田港、▽茨城港、▽呉港、▽坂出港、の5港について審議し、いずれも適当である
とされた。また報告案件として▽コンテナターミナルにおける情報セキュリティ対策
等検討委員会の設置と進捗、▽「国土交通省におけるクルーズの安全・安心の確保に
係る検討・最終とりまとめ」について、事務局が報告した。
分科会開会にあたって稲田港湾局長は、「サプライチェーンの強靭化、物流の20
24年問題、クルーズの安全・安心、脱炭素化、自然災害に対する強靭化など多岐に
わたる事項についての対応が求められている。港湾ではこうした社会的要請にしっか
り応えていく必要があり、港湾政策へのご意見、並びに港湾計画についてご審議をお
願いしたい」と挨拶した。
★酒田港 港湾計画一部変更を了承=洋上風力発電基地へ岸壁等
山形県は酒田港外港地区において、洋上風力発電基地となる海洋再生可能エネル
ギー発電設備等の設置及び維持管理の拠点を形成する区域を港湾計画に位置付け、必
要な係留施設や泊地を確保する。国による基地港湾指定と共に、直轄事業として6年
度からの関連施設整備着手が期待されている。
山形県は同計画の具体化に向け9月8日に酒田港湾計画の一部変更が地方港湾審議
会で了承されるとともに、10月30日に開催された国土交通省の交通政策審議会港湾分
科会において認められた。
外港地区の再生エネ拠点を形成する区域は、酒田港外港地区国際物流ターミナル整
備事業として具体化する予定で、県がこれまで工業用地(海面処分場・活用用地)、
及び緑地として位置付けていた合計41㌶を、埠頭用地に変更し、このうち8㌶が基地
港湾の対象。係留施設としてマイナス12㍍岸壁延長230㍍を整備する。また洋上風
力発電設備部材輸送船の最大船型(3万DWT級)に対応する水域施設として、マイ
ナス12㍍泊地(1・4㌶)、航路泊地(21㌶)、及び新規係留施設の静穏度を確保す
るため防波堤(波徐)175㍍を整備する計画。
★みなとオアシス沼津 Sea級グルメ全国大会=過去最高12.5万人で賑わう
みなとオアシス全国協議会(長澤宏昭会長)主催による第14回「みなとオアシスS
ea級グルメ全国大会in沼津」が10月28・29日の両日、沼津港で開かれた。沼津市制
100周年に開催された今年の大会には過去最高となる33団体が出店しご当地グルメ
を競った。またステージでは高校生による演奏や、よしもと芸人のライブも行われ、
来場者数は2日間合計で12万5千人と、過去最多を記録した。
28日のオープニングセレモニーには、Sea級グルメ全国大会in沼津実行委員会委
員長の頼重秀一沼津市長、副委員長の紅野正裕沼津商工会議所会頭及び望月善人沼津
観光協会会長、顧問の勝俣孝明衆議院議員のほか、来賓として稲田雅裕国土交通省港
湾局長、森貴志静岡県副知事、須野原豊ウォーターフロント協会会長、西尾保之中部
地方整備局副局長、県議会および市議会議員らが参加した。
また稲田港湾局長は、「Sea級グルメ全国大会は、全国のみなとオアシスの
『食』を通じたイベントを開催することによって地域の活性化を支援することを目的
に、平成23年7月、みなとオアシス三原(広島県)で開催したのが始まり。今年で14
回目となり、毎年数万人規模の多くの人で賑わうイベントに発展した。これも、みな
とオアシス全国協議会の継続的な取組、沼津市関係者をはじめ全国から参加していた
だいた皆様方のご尽力の賜物であり、改めて敬意と感謝を申し上げる。『港の元気は
日本の元気』という言葉を胸に、皆さんとともに港を元気にしていきたい」と話し、
今日は楽しんでいって下さいと参加者に呼びかけた。
来年のSea級グルメ全国大会は鳥取県境港市で開催される予定。
★水島港 塩生埠頭の係留施設改良=来年度からの延長部の事業化も
中国地方整備局宇野港湾事務所は、水島港の国際バルク戦略港湾(穀物)の取組と
して今後、ファーストポートとなる水島地区の塩生(しおなす)埠頭(水深14㍍)の
整備に入っていく。同バルク港湾整備ではセカンドポートの位置づけである玉島地区
7号ふ頭(水深12㍍)が過年度に整備を終えて供用開始している他、水島地区と玉島
地区を結ぶ「水島玉島航路(水深12㍍)」の航路整備も今年度に整備を終える予定で
あるなど、国際バルク戦略港湾の全体計画に沿った取組が進捗している。宇野港湾事
務所では引き続き来年度以降、ファーストポートである水島地区の塩生埠頭、並びに
同岸壁に繋がる「水島東航路(水深14㍍)」の整備に入っていくことにしており、今
年度は同岸壁や航路部について測量調査、設計等を進めている。
ファーストポートとなる塩生埠頭は、瀬戸埠頭がこれまで専用岸壁として利用して
来ているが国際競争力強化を目的とした国の国際バルク戦略港湾制度に沿って、水深
14㍍延長320㍍等の公共埠頭を確保する内容に変更している。
瀬戸埠頭の既設バースは水深12㍍延長200㍍の外航バース及び水深5・5㍍の内
航バース85㍍が連続する合計延長285㍍からなっており、先端にはドルフィン55㍍
がある。
公共埠頭計画ではこのうち、延長285㍍の現状施設を活かして延長100㍍を内
航バースとして確保。残る185㍍を外航バースとして利用するほか、新たに135
㍍延長し、320㍍として具体化していく。
既設のバースは杭式構造だが、延長部の135㍍はジャケット方式として昨年度、
広島港湾空港技術調査事務所がパシフィックコンサルタンツに基本設計業務を委託し
ている。
★九州地整 唐津港東港、鹿児島港臨港道=事業評価監視委で事業継続
九州地方整備局は10月23日、令和5年度第2回事業評価監視委員会を開催し、港湾
関係として、▽唐津港東港地区複合一貫輸送ターミナル改良事業(耐震)、▽鹿児島
港臨港道路整備事業(鴨池中央港区線)の2件について審議し、いずれも「当該事業
の完成に向けて事業を継続することとしたい」との結論を示した。
「唐津港東港地区複合一貫輸送ターミナル改良事業」=前回評価時に対して事業期
間5年の延伸、事業費5億円の増額。
「鹿児島港臨港道路整備事業」=前回評価時に対して、事業期間4年延伸、事業費
増90億円。
同事業は鹿児島港臨港道路の一部を形成し、港湾物流のボトルネックとなっている
鴨池港区から中央港区間の整備を行いうことで、鹿児島港内の円滑な港湾物流を確保
することが目的。併せて市内幹線道路の負担軽減、交通渋滞緩和に寄与する事業。事
業概要は臨港道路2・4㌔㍍(2車線)、事業期間は平成29年度~令和12年度(前回
評価時令和8年度)、事業費370億円(前回評価時280億円)。
★大阪航空局 管内ターミナルビル事業者懇談会開催=福岡空港増設滑走路整備等
国土交通省大阪航空局は10月20日、大手前合同庁舎において「大阪航空局管内ター
ミナルビル事業者懇談会」を開催した。同懇談会は大阪航空局、ならびに大阪航空局
管内空港ターミナルビル事業者(約40社)、(一社)全国空港事業者協会メンバーで
構成。航空機能の強化に関して情報発信し、事業者間で各種取組を共有することで空
の安全・安心及び航空の発展に寄与することを目的に毎年開催している。当日は冒
頭、村田有大阪航空局長が挨拶したほか、ターミナルビル事業者代表として鹿児島空
港ビルディング㈱代表から挨拶があった。
議事では「航空局からの報告」として廣田健航空局航空ネットワーク企画課長が
「空港グランドハンドリングについて」報告したほか、第1部「福岡空港特集」、第
2部「取組・プロジェクト紹介」が行われた。
航空局報告の「空港グランドハンドリング」とは、航空機が空港に到着してから出
発するまでの限られた時間内で行われる地上支援作業の総称。その内容は航空機の誘
導や客室の整備、旅客の案内、手荷物・貨物の搭降載、燃料給油等多岐にわたる。廣
田企画課長は近年進んでいる先端技術を活用したグランドハンドリング業務の省力化
や効率化に向けた事例などを紹介した。
また第1部の「福岡空港特集」では、福岡空港の増設滑走路の工事内容や新管制
塔、運用等について、九州地方整備局、大阪航空局から説明が行われた。この中で宮
津智文九州地方整備局港湾空港部長が福岡空港増設滑走路等工事の概要、大阪航空局
空港部が福岡空港新管制塔・庁舎新築工事について、また大阪航空局福岡空港事務所
が福岡空港の空港運用~事務所の役割~についてそれぞれ説明した。
★埋浚協会 名古屋港で会長パトロール=供用中のCTでの安全対策
(一社)日本埋立浚渫協会は10月26日、名古屋港飛島ふ頭において会長パトロール
を実施した。パトロールには協会幹部をはじめ、中部地方整備局及び名古屋港湾事務
所の職員、繁本護前衆議院議員ら約40名が参加。五洋建設が施工中の「令和5年度名
古屋港飛島ふ頭東岸壁(マイナス15㍍)土留本体及び地盤改良工事」の現場を視察
し、安全対策ならびに働き方改革の取組を確認した。
パトロール実施前に名古屋ポートメッセ(金城ふ頭)で行われた会合で、清水琢三
日本埋立浚渫協会会長(五洋建設社長)は、「本日のパトロールには中部地方整備局
から西尾副局長、白井港湾空港部長、辻名古屋港湾事務所長にもご参加いただき、こ
れまでにない重厚な布陣でパトロールを実施できることに大変感銘している。また特
別ゲストとして、繁本前衆議院議員にもご参加いただいている。港湾工事は海上工事
特有の課題があるほか、港湾利用者、漁業者と調整を図りつつ、円滑に工事を遂行す
るための制約条件も多い。本工事もまさに、供用中のコンテナターミナルの背後で工
事を行っており、このような中でも週休2日、時間外労働規制も遵守しながら工事を
進めていかなければならない。安全最優先の確実な施工と品質確保に、協会として全
力を挙げて取り組んでいきたい」と挨拶。
続いて西尾保之中部地方整備局副局長は「本日の会長パトロールは協会全体で工事
安全に対する意識を高め、課題等を共有する貴重な機会だと認識している。発注者、
受注者、工事に関わる全ての方々が一丸となって工事安全を徹底し、工事事故撲滅に
向けた取組を進めていきたい。引き続きのご協力をお願い申し上げる」と挨拶した。
パトロール後の講評で清水会長は、「皆さんがご指摘の通り、やはり現場の音が
気になった。これから鋼管杭の打設が始まるが、朝礼の指示など作業員全員にきちん
と聞こえる工夫をすればより安全に工事が進められる。会長パトロールはこれからも
継続して開催し、現場の支部の方々とも意見交換をする場を作っていきたい」と締め
くくった。
★PMKマリン(五洋・鹿島・寄神) SEP「CP-16001」公開=響灘洋上風力で初稼
働へ
五洋建設、鹿島建設、寄神建設の共同出資会社「PKYマリン」は10月30日、北九
州港響灘東地区において、SEP型多目的起重機船「CP16001」を報道陣に公
開した。当日はPKYマリンの運営委員を務める小﨑正弘五洋建設執行役員が同船の
概要を説明した。
「CP16001」は3社が2020年1月にシンガポールのパックスオーシャン
に建造を委託し、今年9月に竣工。インドネシア・バタム島の造船所で引き渡しを受
けた。その後、クレーン載荷試験やジャッキアップ試験などを行い、公開の2日前の
10月28日に北九州港に入港した。今後追加装備などを整え、ひびきウィンドエナジー
が建設を進めている「北九州響灘洋上ウインドファーム」の海上工事を担う。
同船は1600㌧吊全旋回クレーンを搭載し、10~15MWクラスの洋上風車の設置
に対応する。クレーンブームは長さ130㍍、クレーンフック先端からデッキまでが
147㍍、50階建てビルに相当する高さまでの風車の施工が可能。
船体は全長120㍍、幅45㍍、深さ10㍍、デッキスペースは3855平方㍍と広
く、一度に3基分の風車部材を載せることができ、効率的に風車を設置することがで
きる。
取材に応じた小﨑執行役員は「PKYマリンが保有するCP16001はこれか
ら本格化する洋上風力プロジェクトで活躍できると確信している」と最新鋭のSEP
船に自信を見せるとともに、響灘の工事終了後は現在公募中の第2ラウンドの海域で
の稼動を期待していると話した。
★第109回日港連セミナー=AI活用事例、建設業の環境整備
日本港湾空港建設協会連合会(日港連、津田修一会長【写真】)は10月25日、ア
ジュール竹芝において「第109回日港連セミナー」を開催した。全国各地区の港湾
空港建設協会連合会の会員を中心に約120名の会場参加があったほか、オンライン
配信も行われた。セミナーは井上智洋駒澤大学経済学部准教授が「人工知能が可能に
する『アイディア即プロジェクト』の経済」、また楠茂樹上智大学法学部教授が「建
設業の持続可能な環境整備について」のテーマで講演した。セミナー終了後には懇親
会も開かれた。
セミナー開催にあたって津田会長は、「本セミナーは日港連が設立になった198
4年から年2~3回開催し、今回で109回となる。本日のセミナーはAIと持続可
能な建設業のあり方についてご講演いただく。井上先生はマクロ経済学がご専門だ
が、最近は人工知能が経済に与える影響についての研究に取組まれている。日々進歩
するAIについての活用事例、メリット・デメリットなどをご講演いただく。また、
楠先生は建設業の持続可能な環境整備について、先生が座長を務めておられる『持続
可能な建設業に向けた環境整備検討会』の報告を中心に企業の契約関係や働き方、賃
金など建設業が今課題としていることについてご講演いただく。今後の企業経営の参
考にしていただければ幸い」と述べた。
★NEDO 洋上風力低コスト施工=東亜、東洋・関海事に委託
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、洋上風力発電低コ
スト施工技術開発(施工技術実証の委託先として、▽着床式基礎における洗堀防止工
の低コスト構造及び施工方法の技術開発を提案した東亜建設工業、▽ウォーター
ジェット式海底ケーブル埋設機施工実証を提案した東洋建設/関海事工業所に決め
た。実施期間は2023年度~2024年度。
NEDOの低コスト施工技術開発は、洋上風力発電システムの低コスト化を目指し
た技術シーズを抽出し、資本費(CAPEX)を20%低減する技術を確立するのが目
的。助成事業では、洋上風力発電システムの低コスト化に資する先進的な基礎構造や
建設技術などに係わる技術開発及び実証事業を実施する。
★海洋・港湾維持管理士会 第25回講演会(12/13)=羽田空港の維持管理等
海洋・港湾構造物維持管理士会(MEMPHIS会、末岡英二会長)は12月13日、
都内会場で第25回講演会、意見交換会を開催する。(参加費要、定員150名)、申
し込みはMEMPHIS会HP(http://memphis-kai.com/)のお申込みフォーム」
から。
講演会の開催場所はAP新橋3F会議室ROOM A(港区新橋1─2─9新橋プ
レイス)。
当日は13時15分開始。講演プログラムは次の通り。▽開会挨拶(MEMPHIS
会、末岡英二会長)、▽コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針2022改訂
概要~港湾構造物の事例紹介を交えて~(公社)日本コンクリート工学会コンクリー
トのひび割れ調査、補修・補強指針普及委員網野貴彦)、▽気候変動による外力変化
に対応した港湾施設の設計法に関する検討状況について(国土技術政策総合研究所港
湾・沿岸海洋研究部港湾施設研究室室長竹信正寛)、▽羽田空港における維持管理
(関東地方整備局東京空港整備事務所所長森弘継)、▽水中ドローンを利用した岸壁
の3Dモデル化の検証(東亜建設工業経営企画本部DX推進部岡山健次)、▽地球観
測衛星による地表の監視~概説から事例、将来展望~((一財)リモート・センシン
グ技術センター研究開発部長古田竜一)閉会挨拶:(一財)沿岸技術研究センター業
務執行理事左近真)、▽意見交換会(AP新橋4F会議室ROOM D)。
参加費は講演会のみ3000円、講演会+意見交換会7000円。
※港湾空港タイムス(11月06日号付)より転載・編集
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発行者:RPPC広報部会
部会長:新谷 聡 りんかい日産建設(株)
部会員:武川 啓之 日本製鉄(株)
友歳 巌 五洋建設(株)
鈴木 達裕 東京都
齋藤 憲雄 山形県リサイクルポート情報センター
リサイクルポート推進協議会 事務局
一般財団法人みなと総合研究財団(内) 担当:押田、権野、安田
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