NEWSお知らせ

2022.09.28
メールマガジン

RPPCメールマガジン 第940号

RPPCメールマガジン 第940

リサイクルポート推進協議会(令和4928 日)

 

 

■先週・今週の事務局からのお知らせ

 

1)『令和4年度リサイクルポートセミナー』について

 

【セミナー】

テーマ:「再生可能エネルギーとリサイクル」

日 程:令和4年 1117日(木)14:0017:00

会 場:大手町サンケイプラザ ホール

参加費:無料

 

【交流会】※感染の状況により中止になる場合もございます。

 時 間:セミナー同日17:0018:00

 参加費:3,000

会 場:大手町サンケイプラザビル内

 

 【セミナー申込フォーム】※お申込みは下記URLからお願いいたします。

 https://forms.gle/gZUzZe1ijYxz6abF9

 

【会場アクセス】※大手町駅直結・東京駅徒歩7

https://www.s-plaza.com/access/

 

【セミナーリーフレット(プログラム)】下記URLからご覧になれます。

https://www.rppc.jp/news/view/292

 

 

2)「第2回 広報部会」について

 

日  時:令和41027日(木)16:0017:00

会  場:みなと総合研究財団 3階 会議室

開催方法:WEB併用(zoom

 

3)【再掲】当協議会ホームページをリニューアルいたしました。

https://www.rppc.jp/

 

 

■リサイクルポートに関連する最新の情報

 

 

1.洋上風力、11港が基地港湾指定を希望。港湾管理者への意向調査結果

 

 国土交通省港湾局は9月20日、第17回交通政策審議会港湾分科会環境部会洋上風力促進小委員会(委員長・来生新横浜国立大学名誉教授)を開催し、今年3月から5月にかけて実施した基地港湾の指定に係る港湾管理者への意向調査の結果を示した。

 全国の港湾管理者に行った調査の結果、基地港湾指定の意向があった港湾は、稚内港、留萌港、石狩湾新港、室蘭港、青森港、久慈港、酒田港、新潟港、福井港、御前崎港、伊万里港、の11港。また、基地港湾拡張の意向を示した港湾は、能代港(1ふ頭)、北九州港(2ふ頭:拡張及びほかのふ頭)だった。

 今後は、洋上風力発電の案件形成の状況を踏まえ、指定済みの基地港湾を最大限活用しつつ、指定の必要性が高まった段階で、同委員会に諮り、指定の判断を行う方針。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

2.石狩湾新港 東地区国際物流T整備=二重矢板で隅角部岸壁を先行

 

 北海道開発局小樽港開発建設部は、石狩湾新港東地区のマイナス12m国際物流ターミナルの整備で、今年度は沖側隅角部の岸壁を対象に鋼管矢板打設、内部の埋立工事に入っている。波浪の強い先端部に位置する場所を先行整備することで、今後の施工が効率的に進む。

 石狩湾新港東地区の新たな国際物流ターミナルは、東南アジア遠隔地への鉄スクランプ輸送やインドネシアからのバイオマス燃料(PKS)受入れ等に対応するため、マイナス12m岸壁、延長240m(取付部10m含む)を整備する計画。

 岸壁は鋼管矢板式構造で、岸壁法線部に径1mの鋼管矢板を打ち、そこから約18m離れた位置に控え杭として鋼管矢板を打ってタイ材で結び岸壁本体とする。岸壁ができると港湾管理者が約9・5haのふ頭用地を岸壁背後に整備し、鉄スクラップ等の集積地を整える。

 岸壁整備は昨年度から始まっており、既設護岸から沖側に向け延長約60m区間に控え矢板を先行打設した。今年度は岸壁先端の隅角部を対象に、18m×17mを二重鋼管矢板構造でロの字型に囲む形で岸壁を整備する工事を進めている。波浪も強く矢板の打設だけでは不安定なためロの字型区間を対象にタイ材の取付並びに内部の埋立も行う。

石狩湾新港ではこれまでも鉄スクラップの積み出し基地としての機能を担っているが、今後は遠隔地への輸送が求められている。3万t級の外航用船舶の就航が必要になると見られており、東地区のマイナス12m岸壁はそれを積み出すための国際物流ターミナルになる。同岸壁は令和8年度の直轄事業完了が見込まれている。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

3.苫小牧港西港 真古舞地区国際物流T=本年度に中央北ふ頭整備完了

 

 北海道開発局室蘭開発建設部苫小牧港湾事務所が、苫小牧港西港区真古舞地区国際物流ターミナルとして整備してきた中央北ふ頭のマイナス12m岸壁が今年度に完了する。今後、年度後半に残っている岸壁取付部のケーソン1函の据付や背後の裏込、上部の舗装工などを実施して岸壁本体の整備を終える。その後は港湾管理者の苫小牧港管理組合と連携して港湾施設用地の整備などふ頭の供用に向けて準備を進める。

 苫小牧港西港区真古舞地区国際物流ターミナルの中央北ふ頭マイナス12m岸壁は、延長230m(取付部含め255m)の重力式構造。令和元年度から4年度までの工期で整備を進めてきた。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

4.新潟港 西港地区航路泊地浚渫=フェリーT5万3千㎥

 

 北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所は、新潟港西港地区の航路泊地浚渫の手続きを開始している。

 新潟港西港地区は信濃川の河口付近に位置し、上流からの土砂の堆積により航路泊地の水深が確保できなくなるため年に2度、定期的な維持浚渫工事を実施してきている。

 手続きに入っているのは、冬の到来前に実施する維持浚渫工で、佐渡汽船のターミナルがある万代ふ頭の近隣エリア約4万6千平方㍍、土量約5万3千立方㍍の浚渫・土捨工。工期は令和5年3月27日。発注見通しによる工事規模は1・5億円以上2・5億円未満。

 現場海域が狭隘なため大型船の回頭ができないことから小回りの利くポンプ浚渫船を使用する。土捨工は河口にある入船処分場第3工区への排砂を想定している。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

5.名古屋港 新土砂処分場着工式典開催=中部地域の更なる発展に期待

 

 国土交通省中部地方整備局は9月17日、常滑市のセントレアホールにおいて今年2月に着工した名古屋港新土砂処分場の着工式典を開催した。当日は地元議員、近隣市町村の首長、漁業関係者ら約60名の来賓が一堂に会し、新処分場の着工を祝った。

 主催者を代表して堀田治港湾局長が挨拶し、「名古屋港は貿易黒字額が24年間全国1位であり、我が国の経済を牽引する重要な役割を果たしている。国土交通省では入港船舶の大型化に伴う名古屋港の施設整備、機能維持を推進しているが、発生する浚渫土砂の処分場の確保は喫緊の課題となっていた。このため、地元常滑市を始め、漁業関係者、地元企業など多くの方のご協力のもと、非常に長期にわたる調整・協議を行い、中部国際空港付近の海域に新たな処分場を建設することになった。今年2月に本格的な着工を迎えるに至るまで、特に漁業関係者の皆様には海域の埋立という非常に重く、難しいご決断をいただいた。深く感謝申し上げる。国交省としても本事業の着実な推進、地域の持続的な発展と我が国の国際力強化に貢献できるようしっかり取り組んでまいる」と、新土砂処分場整備の重要性を語るとともに、完成に向けて尽力していく姿勢を示した。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

6.大分港 大在西地区ROROバース=6年度完成へ整備を促進

 

 九州地方整備局別府港湾・空港整備事務所は、大分港大在西地区の複合一貫輸送ターミナル整備事業で、今秋より岸壁築造工事に入る。工期となっている来年3月半ばまでに岸壁延長の約半分となるケーソン9函の据付、並びに裏込・雑石の投入まで進める。同整備事務所では、引き続き地盤改良工事を促進すると共に、残っているケーソン製作も行い、早期の供用開始に向け事業を促進する。

 大分港大在西地区の複合一貫輸送ターミナルは、RORO船の大型化や現在の大在地区荷さばき地が競争で増加する貨物需要に対応できなくなっていることなどから、対岸の大在西地区に大型RORO船(7000DWT級)の接岸が可能な水深9m岸壁2バース(第1バース240m、第2バース220m)を整備する計画。また耐震強化岸壁として整備し、震災時における緊急輸送ふ頭としての機能も持たす。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

7.中国地整が境港利用者懇談会開催=昭和南地区の岸壁延長等

 

 中国地方国際物流戦略チームは、産業競争力強化のための物流の連携強化等を狙いに8月9日、境港利用者懇談会を開催した。港湾利用者の物流全般に関するニーズ把握を主な目的としており、地元企業16社、有識者3名、経済団体1者、行政関係者など合わせて約50名の参加があった。

 当日の主な意見は「昭和南地区」に関するテーマとして、▽現況の岸壁利用の混雑やコンテナ船の大型化のため、一刻も早い岸壁延長、▽スポット利用等に対応できる野積場の拡充。「港の利用促進」に関するテーマでは、▽水産業の輸出を促進するため、リーファーコンテナの助成制度を期待、▽港の利用促進のため、航路拡充、▽外国船籍による国内発着からのクルーズ船の早期実施。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

8.広島港出島地区CT第2バース、SCP地盤改良その2工事

 

中国地方整備局広島港湾・空港整備事務所は、広島港出島地区で進めている国際コンテナターミナル第2バース整備事業で、第3四半期に新たに地盤改良工事を発注する予定。

国際コンテナターミナル第2バース整備事業は、本年度に新規事業として採択され、暫定水深12㍍延長150㍍の岸壁本体の整備を進める。7月に初弾工事となるSCPによる地盤改良工事が契約になり、本年度末の工期でこれから現地に入る。

手続き中の「広島港出島地区岸壁(マイナス12)地盤改良工事(その2)」はその続き工事となり、概ね5000平方㍍のエリアを工期8カ月をかけて実施する。見通しによる工事発注規模は6・8億円以上15億億円未満のWTО案件。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

9.八戸港航路泊地(埋没)付帯施設の施工方策検討

 

 東北地方整備局八戸港湾・空港整備事務所は、八戸港航路泊地(埋没)付帯施設(市川土砂処分場)の整備で、施工方策検討業務の手続きを開始している。

 八戸港では、同港の中央部に位置する馬淵川河口部からの流下土砂による八太郎・河原木地区の航路泊地の埋没を防ぐため、直轄事業として浚渫事業を行っている。整備中の市川土砂処分場は同港で発生する浚渫土砂の受入先として計画し、早期受入に向け整備を促進中。

 手続き中の業務は、整備中の護岸整備の残工事に対応する工程計画の検討のほか、護岸上部のパラペットの図面作成、数量計算など。履行期間は令和5年3月24日。

 同土砂処分場は「Ⅰ期」と「Ⅱ期」の2工区に分けて整備を行っており、Ⅰ期地区は護岸の締め切りを終え、浚渫土砂の受入れをスタート。現在はⅡ期地区の土砂受入に向け整備中。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

10.千葉港中央地区複合一貫輸送T、水深9m耐震強化岸壁促進

 

関東地方整備局千葉港湾事務所は、千葉港中央地区岸壁の改良事業(マイナス9m)で、今年度には岸壁本体となる鋼管矢板の打設を完了すると共に、背後の陸上地盤改良を実施して耐震化する。同改良事業では来年度にタイ材取付や舗装工事など仕上げ工事へと進め6年度頃の概成を目指している。

同事業では既設の老朽化した水深6m岸壁(出洲埠頭D1・2岸壁)を水深9m延長220mの耐震強化複合一貫輸送ターミナルとして再整備、貨物需要の増加やRORO船の大型化、大規模地震時の物流機能確保につなげる。

岸壁改良では既設の岸壁法線から約28m前出しした位置に鋼管矢板を打設し、既設岸壁背後に控え杭を打ってタイ材で固縛して補強する。また既設岸壁と前面の新設鋼管矢板の区間(海上部約28m)は事前混合処理工法、並びに控え杭と既設岸壁の区間(陸上部約28m)には中層混合処理工法で地盤改良し、岸壁への土圧を軽減する形で耐震化する。エプロン幅は、既設エプロン用地も含め約56m。

 

-----------------------------------------------------------------------

11.羽田空港第4回検討委開催。JR、京急のアクセス鉄道テーマ

 

 関東地方整備局東京空港整備事務所は8月22日、令和4年度第4回「羽田空港アクセス鉄道に係る技術検討委員会(委員長・菊池喜昭東京理科大学教授」を開催した。今回の委員会では、アクセス鉄道敷設区化の地質概要(土質調査の状況及び圧密沈下の状況)、について報告すると共に、重点検討事項として、①JR開削部(ターミナル北連絡橋含む)、②京浜急行開削部(第4バスプール)、③京浜急行シールド部、についてそれぞれの設計・施工上の課題等について意見を交換した。当日の意見は、別途進められている対象地区の調査設計、施工に活かされる。

 

 

港湾空港タイムス9月19日号、その他より転載・編集

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

発行者:RPPC広報部会

部会長:新谷 聡  りんかい日産建設(株)

部会員:山田 安彦 日本製鉄(株)

    友歳 巌  五洋建設(株)

    原田 洋樹 東京都

    齋藤 憲雄 山形県リサイクルポート情報センター

リサイクルポート推進協議会 事務局

一般財団法人みなと総合研究財団(内) 担当:押田、清水、安田

 

20222月よりホームページがリニューアルしました☆

URL: https://www.rppc.jp/ E-mail:rppc_jimukyoku@wave.or.jpRPPCメールマガジン 第940

リサイクルポート推進協議会(令和4928 日)

 

 

■先週・今週の事務局からのお知らせ

 

1)『令和4年度リサイクルポートセミナー』について

 

【セミナー】

テーマ:「再生可能エネルギーとリサイクル」

日 程:令和4年 1117日(木)14:0017:00

会 場:大手町サンケイプラザ ホール

参加費:無料

 

【交流会】※感染の状況により中止になる場合もございます。

 時 間:セミナー同日17:0018:00

 参加費:3,000

会 場:大手町サンケイプラザビル内

 

 【セミナー申込フォーム】※お申込みは下記URLからお願いいたします。

 https://forms.gle/gZUzZe1ijYxz6abF9

 

【会場アクセス】※大手町駅直結・東京駅徒歩7

https://www.s-plaza.com/access/

 

【セミナーリーフレット(プログラム)】下記URLからご覧になれます。

https://www.rppc.jp/news/view/292

 

 

2)「第2回 広報部会」について

 

日  時:令和41027日(木)16:0017:00

会  場:みなと総合研究財団 3階 会議室

開催方法:WEB併用(zoom

 

3)【再掲】当協議会ホームページをリニューアルいたしました。

https://www.rppc.jp/

 

 

■リサイクルポートに関連する最新の情報

 

 

1.洋上風力、11港が基地港湾指定を希望。港湾管理者への意向調査結果

 

 国土交通省港湾局は9月20日、第17回交通政策審議会港湾分科会環境部会洋上風力促進小委員会(委員長・来生新横浜国立大学名誉教授)を開催し、今年3月から5月にかけて実施した基地港湾の指定に係る港湾管理者への意向調査の結果を示した。

 全国の港湾管理者に行った調査の結果、基地港湾指定の意向があった港湾は、稚内港、留萌港、石狩湾新港、室蘭港、青森港、久慈港、酒田港、新潟港、福井港、御前崎港、伊万里港、の11港。また、基地港湾拡張の意向を示した港湾は、能代港(1ふ頭)、北九州港(2ふ頭:拡張及びほかのふ頭)だった。

 今後は、洋上風力発電の案件形成の状況を踏まえ、指定済みの基地港湾を最大限活用しつつ、指定の必要性が高まった段階で、同委員会に諮り、指定の判断を行う方針。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

2.石狩湾新港 東地区国際物流T整備=二重矢板で隅角部岸壁を先行

 

 北海道開発局小樽港開発建設部は、石狩湾新港東地区のマイナス12m国際物流ターミナルの整備で、今年度は沖側隅角部の岸壁を対象に鋼管矢板打設、内部の埋立工事に入っている。波浪の強い先端部に位置する場所を先行整備することで、今後の施工が効率的に進む。

 石狩湾新港東地区の新たな国際物流ターミナルは、東南アジア遠隔地への鉄スクランプ輸送やインドネシアからのバイオマス燃料(PKS)受入れ等に対応するため、マイナス12m岸壁、延長240m(取付部10m含む)を整備する計画。

 岸壁は鋼管矢板式構造で、岸壁法線部に径1mの鋼管矢板を打ち、そこから約18m離れた位置に控え杭として鋼管矢板を打ってタイ材で結び岸壁本体とする。岸壁ができると港湾管理者が約9・5haのふ頭用地を岸壁背後に整備し、鉄スクラップ等の集積地を整える。

 岸壁整備は昨年度から始まっており、既設護岸から沖側に向け延長約60m区間に控え矢板を先行打設した。今年度は岸壁先端の隅角部を対象に、18m×17mを二重鋼管矢板構造でロの字型に囲む形で岸壁を整備する工事を進めている。波浪も強く矢板の打設だけでは不安定なためロの字型区間を対象にタイ材の取付並びに内部の埋立も行う。

石狩湾新港ではこれまでも鉄スクラップの積み出し基地としての機能を担っているが、今後は遠隔地への輸送が求められている。3万t級の外航用船舶の就航が必要になると見られており、東地区のマイナス12m岸壁はそれを積み出すための国際物流ターミナルになる。同岸壁は令和8年度の直轄事業完了が見込まれている。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

3.苫小牧港西港 真古舞地区国際物流T=本年度に中央北ふ頭整備完了

 

 北海道開発局室蘭開発建設部苫小牧港湾事務所が、苫小牧港西港区真古舞地区国際物流ターミナルとして整備してきた中央北ふ頭のマイナス12m岸壁が今年度に完了する。今後、年度後半に残っている岸壁取付部のケーソン1函の据付や背後の裏込、上部の舗装工などを実施して岸壁本体の整備を終える。その後は港湾管理者の苫小牧港管理組合と連携して港湾施設用地の整備などふ頭の供用に向けて準備を進める。

 苫小牧港西港区真古舞地区国際物流ターミナルの中央北ふ頭マイナス12m岸壁は、延長230m(取付部含め255m)の重力式構造。令和元年度から4年度までの工期で整備を進めてきた。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

4.新潟港 西港地区航路泊地浚渫=フェリーT5万3千㎥

 

 北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所は、新潟港西港地区の航路泊地浚渫の手続きを開始している。

 新潟港西港地区は信濃川の河口付近に位置し、上流からの土砂の堆積により航路泊地の水深が確保できなくなるため年に2度、定期的な維持浚渫工事を実施してきている。

 手続きに入っているのは、冬の到来前に実施する維持浚渫工で、佐渡汽船のターミナルがある万代ふ頭の近隣エリア約4万6千平方㍍、土量約5万3千立方㍍の浚渫・土捨工。工期は令和5年3月27日。発注見通しによる工事規模は1・5億円以上2・5億円未満。

 現場海域が狭隘なため大型船の回頭ができないことから小回りの利くポンプ浚渫船を使用する。土捨工は河口にある入船処分場第3工区への排砂を想定している。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

5.名古屋港 新土砂処分場着工式典開催=中部地域の更なる発展に期待

 

 国土交通省中部地方整備局は9月17日、常滑市のセントレアホールにおいて今年2月に着工した名古屋港新土砂処分場の着工式典を開催した。当日は地元議員、近隣市町村の首長、漁業関係者ら約60名の来賓が一堂に会し、新処分場の着工を祝った。

 主催者を代表して堀田治港湾局長が挨拶し、「名古屋港は貿易黒字額が24年間全国1位であり、我が国の経済を牽引する重要な役割を果たしている。国土交通省では入港船舶の大型化に伴う名古屋港の施設整備、機能維持を推進しているが、発生する浚渫土砂の処分場の確保は喫緊の課題となっていた。このため、地元常滑市を始め、漁業関係者、地元企業など多くの方のご協力のもと、非常に長期にわたる調整・協議を行い、中部国際空港付近の海域に新たな処分場を建設することになった。今年2月に本格的な着工を迎えるに至るまで、特に漁業関係者の皆様には海域の埋立という非常に重く、難しいご決断をいただいた。深く感謝申し上げる。国交省としても本事業の着実な推進、地域の持続的な発展と我が国の国際力強化に貢献できるようしっかり取り組んでまいる」と、新土砂処分場整備の重要性を語るとともに、完成に向けて尽力していく姿勢を示した。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

6.大分港 大在西地区ROROバース=6年度完成へ整備を促進

 

 九州地方整備局別府港湾・空港整備事務所は、大分港大在西地区の複合一貫輸送ターミナル整備事業で、今秋より岸壁築造工事に入る。工期となっている来年3月半ばまでに岸壁延長の約半分となるケーソン9函の据付、並びに裏込・雑石の投入まで進める。同整備事務所では、引き続き地盤改良工事を促進すると共に、残っているケーソン製作も行い、早期の供用開始に向け事業を促進する。

 大分港大在西地区の複合一貫輸送ターミナルは、RORO船の大型化や現在の大在地区荷さばき地が競争で増加する貨物需要に対応できなくなっていることなどから、対岸の大在西地区に大型RORO船(7000DWT級)の接岸が可能な水深9m岸壁2バース(第1バース240m、第2バース220m)を整備する計画。また耐震強化岸壁として整備し、震災時における緊急輸送ふ頭としての機能も持たす。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

7.中国地整が境港利用者懇談会開催=昭和南地区の岸壁延長等

 

 中国地方国際物流戦略チームは、産業競争力強化のための物流の連携強化等を狙いに8月9日、境港利用者懇談会を開催した。港湾利用者の物流全般に関するニーズ把握を主な目的としており、地元企業16社、有識者3名、経済団体1者、行政関係者など合わせて約50名の参加があった。

 当日の主な意見は「昭和南地区」に関するテーマとして、▽現況の岸壁利用の混雑やコンテナ船の大型化のため、一刻も早い岸壁延長、▽スポット利用等に対応できる野積場の拡充。「港の利用促進」に関するテーマでは、▽水産業の輸出を促進するため、リーファーコンテナの助成制度を期待、▽港の利用促進のため、航路拡充、▽外国船籍による国内発着からのクルーズ船の早期実施。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

8.広島港出島地区CT第2バース、SCP地盤改良その2工事

 

中国地方整備局広島港湾・空港整備事務所は、広島港出島地区で進めている国際コンテナターミナル第2バース整備事業で、第3四半期に新たに地盤改良工事を発注する予定。

国際コンテナターミナル第2バース整備事業は、本年度に新規事業として採択され、暫定水深12㍍延長150㍍の岸壁本体の整備を進める。7月に初弾工事となるSCPによる地盤改良工事が契約になり、本年度末の工期でこれから現地に入る。

手続き中の「広島港出島地区岸壁(マイナス12)地盤改良工事(その2)」はその続き工事となり、概ね5000平方㍍のエリアを工期8カ月をかけて実施する。見通しによる工事発注規模は6・8億円以上15億億円未満のWTО案件。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

9.八戸港航路泊地(埋没)付帯施設の施工方策検討

 

 東北地方整備局八戸港湾・空港整備事務所は、八戸港航路泊地(埋没)付帯施設(市川土砂処分場)の整備で、施工方策検討業務の手続きを開始している。

 八戸港では、同港の中央部に位置する馬淵川河口部からの流下土砂による八太郎・河原木地区の航路泊地の埋没を防ぐため、直轄事業として浚渫事業を行っている。整備中の市川土砂処分場は同港で発生する浚渫土砂の受入先として計画し、早期受入に向け整備を促進中。

 手続き中の業務は、整備中の護岸整備の残工事に対応する工程計画の検討のほか、護岸上部のパラペットの図面作成、数量計算など。履行期間は令和5年3月24日。

 同土砂処分場は「Ⅰ期」と「Ⅱ期」の2工区に分けて整備を行っており、Ⅰ期地区は護岸の締め切りを終え、浚渫土砂の受入れをスタート。現在はⅡ期地区の土砂受入に向け整備中。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

10.千葉港中央地区複合一貫輸送T、水深9m耐震強化岸壁促進

 

関東地方整備局千葉港湾事務所は、千葉港中央地区岸壁の改良事業(マイナス9m)で、今年度には岸壁本体となる鋼管矢板の打設を完了すると共に、背後の陸上地盤改良を実施して耐震化する。同改良事業では来年度にタイ材取付や舗装工事など仕上げ工事へと進め6年度頃の概成を目指している。

同事業では既設の老朽化した水深6m岸壁(出洲埠頭D1・2岸壁)を水深9m延長220mの耐震強化複合一貫輸送ターミナルとして再整備、貨物需要の増加やRORO船の大型化、大規模地震時の物流機能確保につなげる。

岸壁改良では既設の岸壁法線から約28m前出しした位置に鋼管矢板を打設し、既設岸壁背後に控え杭を打ってタイ材で固縛して補強する。また既設岸壁と前面の新設鋼管矢板の区間(海上部約28m)は事前混合処理工法、並びに控え杭と既設岸壁の区間(陸上部約28m)には中層混合処理工法で地盤改良し、岸壁への土圧を軽減する形で耐震化する。エプロン幅は、既設エプロン用地も含め約56m。

 

-----------------------------------------------------------------------

11.羽田空港第4回検討委開催。JR、京急のアクセス鉄道テーマ

 

 関東地方整備局東京空港整備事務所は8月22日、令和4年度第4回「羽田空港アクセス鉄道に係る技術検討委員会(委員長・菊池喜昭東京理科大学教授」を開催した。今回の委員会では、アクセス鉄道敷設区化の地質概要(土質調査の状況及び圧密沈下の状況)、について報告すると共に、重点検討事項として、①JR開削部(ターミナル北連絡橋含む)、②京浜急行開削部(第4バスプール)、③京浜急行シールド部、についてそれぞれの設計・施工上の課題等について意見を交換した。当日の意見は、別途進められている対象地区の調査設計、施工に活かされる。

 

 

港湾空港タイムス9月19日号、その他より転載・編集

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

発行者:RPPC広報部会

部会長:新谷 聡  りんかい日産建設(株)

部会員:山田 安彦 日本製鉄(株)

    友歳 巌  五洋建設(株)

    原田 洋樹 東京都

    齋藤 憲雄 山形県リサイクルポート情報センター

リサイクルポート推進協議会 事務局

一般財団法人みなと総合研究財団(内) 担当:押田、清水、安田

 

20222月よりホームページがリニューアルしました☆

URL: https://www.rppc.jp/ E-mail:rppc_jimukyoku@wave.or.jp

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



ページトップへ